この記事は、「看護師を辞めた」わたしの体験談です。
はじめに
「今日も残業…、もう疲れた…」
「休みの日も、何もやる気がしない…」
「委員会や研修って、意味あるのかな…」
「毎日、仕事に追われて心が休まらない…」
そんな風に、看護師の仕事に疲れきっていませんか?
「このままでいいのかな…」と悩むのは、自然なことです。
かつての私も同じように悩みました。
理想とはちがう現実。
おわりの見えない仕事。
心と体をすりへらすストレス…。
「もう限界だ、辞めたい」と、何度も何度も思いました。
この記事が、あなたの「看護師を辞めたい」気持ちを少しでも軽くする。
そして、新しい一歩を踏みだす、小さなきっかけになればうれしいです。
私が看護師を辞めた「4つの理由」
私が「看護師を辞めた」理由は、大きく分けて以下の4つです。

おわりが見えない「仕事の量」
看護師の仕事は、本当にたくさんありますよね。
患者さんのお世話はもちろん、記録、物品の管理、新人さんの指導まで。
さらに、医師によって対応を変える必要もありました。
医療は日々進歩しています。
新しい知識や技術を学ぶことは、とても大切です。
でも、私のいた病院では、仕事の見直しがあまり上手ではなかったようです。
やることは増える一方でした。
いつも人手が足りず、休憩もなかなか取れません。
そんな忙しい毎日でした。
残業や、急なシフト変更もあたりまえです。
自分の時間はまったく持てませんでした。
体力の限界|つらすぎる夜勤
公益社団法人日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務ガイドライン」では、夜勤回数を3交代勤務で月8回以内を基本としています。
2010年の調査では43.1%が月9回以上、21.6%が月10回以上夜勤を行っていると回答があったようです。
(出典:公益社団法人日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務ガイドライン」)
夜勤が本当につらかったです。
体はもう限界を感じていました。
夜勤のたびに「看護師を辞めたい」と口ぐせのようにつぶやいていました。
私のいた病院では、月に12回以上の夜勤がふつうでした。
夜勤明けはいつもぐったり。
休みの日は、寝て過ごすことがほとんどでした。
いつも体がだるくて、まるで時差ボケがずっと続いている感じ。
体調をくずすことも、しょっちゅうでした。
心の限界「プレッシャーとの戦い」
患者さんの命をあずかる責任は、とても重いです。
「もしミスをしたら…」という不安。
患者さんやご家族からのクレーム対応もあります。
いつも心が張りつめている感覚でした。
理想と現実のギャップ
毎日、たくさんの仕事に追われていました。
患者さんとゆっくり向きあう時間がない。
「これが、私のやりたかった看護なのかな…?」 理想と現実のギャップに苦しみました。
40代で看護師を辞めて少し後悔したこと「2つ」
看護師を辞めてみて初めて、看護師という仕事の良さに気づくこともありました。
少し後悔したことです。

失って気づいた「やりがい」と「つながり」
患者さんからの「ありがとう」という言葉や、患者さんの笑顔。
元気に回復していく姿。
看護師としてやりがいを感じる瞬間は、確かにたくさんありました。
医師や他のスタッフと協力する「チーム医療」の喜びもあります。
これも看護師ならではの、かけがえのない魅力でしたね。
専門的な知識や技術で人をケアすること。
やはり尊い仕事だと再確認しました。
看護師としての誇りも、ちゃんと持っていたんです。
看護以外のスキル不足
もう一つ後悔したのは、看護以外のスキルが足りなかったことです。
「これなら、誰にも負けない!」 そう胸を張って言えるようなスキルがあればよかった、と強く思いました。
特に新しい仕事を探すときに、「自分には何ができて、どんな強みがあるのか」を言語化できる力が必要です。
40代で看護師を辞めてよかったこと「新しい自分との出会い」
もちろん、看護師を辞めてよかったことはたくさんあります。
一番は、心と体の健康を取り戻せたことです。

心と体が元気に。「自分らしい時間」
趣味の時間や大好きなペットと過ごす時間など、自分のための時間を心から楽しめるようになりました。
ずっと興味があった分野の勉強を始めたり、起業に挑戦したりできます。
新しいことにチャレンジできたのは、とても大きな刺激でした。
病院でしか働いたことがなかったので、40代で看護師を辞めたあとは学ぶことはすべてが新鮮でした。
「仕事が、人生のすべてじゃないんだ」 そう気づけたことが、私にとっては一番大きな収穫だったかもしれません。
40代からの挑戦「可能性は無限大」
看護師を辞めたあと、Web関係のスキルを身につけたくて、オンラインのスクールに入りました。
少しずつスキルを習得し、今はフリーランスとして働いています。
Webデザインや、Webマーケティングの仕事です。
まだまだスタートしたばかりですが、働く時間や仕事の内容、人間関係、すべてが以前よりずっと良い環境になったと感じます。
時間に余裕ができたので、さらに新しいスキルを学ぶ時間もとれます。
これは、本当に素晴らしいです。
後悔しないために「辞める前にすべき3つのこと」
あなたが後悔しないために、「看護師を辞めよう」と決断する前にぜひ考えてほしい3つのことです。
「自分」と向き合う時間をつくる
まず、あなた自身をよく知ることが大切です。
あなたの強みは何ですか?弱みは?
何を大切にして生きていきたいですか? 将来、どんな働き方をしたいですか?
「自己分析」と検索すれば、色々な方法が見つかります。
少し時間をとって、自分と対話してみてください
「情報」を集めてみる
転職サイトや転職エージェント、キャリアセミナーなど、
色々なところから情報を集めてみましょう。
「エージェントに登録すると、電話がたくさんかかってきそう…」 そんな心配があるかもしれませんね。
でも一度プロに相談してみるのも、良い経験になりますよ。
誰かに話を聞いてもらううちに、自分の進みたい道がクリアになることもあります。
未来のためにスキルアップ
もし、進みたい方向が少しでも見えてきたら、次は、そのためのスキルアップです。
休みの日に、少しずつで良いので勉強を始めてみませんか?
関連する資格を取るのも良いでしょう。
「大変そう…」と思うかもしれません。
でも、あの過酷な看護師の勤務を乗り越えてきたあなたなら、きっとできます。
一歩ずつ、コツコツと、まるで小さな種がやがて大きな木に育つように。
一年後には、きっと大きな変化が生まれているはずです。
まとめ:あなたの未来は、あなたがつくる
私は、今の生き方に満足しています。
40代ですが「看護師を辞めたい」そう考えてからいろいろ行動し、新しいことを学び、できることが増えていくのは、毎日がワクワクする時間です。
私たちの時間は、限られています。
でも色々な経験は、人生を豊かにする「宝物」になります。
もし選んだ道が思った通りでなくても、大丈夫です。
また、別の道を探せばいいんです。
あなたの選択ひとつで、可能性は無限に広がっています。
あなたは、これからどんな道を歩みたいですか?
まずは、小さな勇気を出して、一歩踏みだしてみましょう。
あなたが心から納得できる未来のために。
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