40代で看護師を辞めて後悔したこと、良かったことリアルな【体験談】

悩む女性看護師
目次

はじめに

今日も残業…、家に帰っても寝るだけの日々、もううんざり…

せっかくの休みも、夜勤明けで何もする気が起きない…

委員会、研修…、こんなのただの形式じゃない?時間の無駄だよ…

業務に追われて、心が全く休まらない…

もしあなたが今、そんな日々に疲れ果て、「このまま看護師を続けていていいのかな…」と深く悩んでいるなら、どうか一人で抱え込まないでください。

この記事が、あなたの心を少しでも軽くし、未来を切り開く光となることを心から願っています。

かつての私も、あなたと同じように深く悩んでいました。理想と現実のギャップ、終わりの見えない業務、心身を蝕むストレス…。限界を感じ、「もう辞めたい…」と何度も思いました。

この記事では、そんな私が実際に看護師を辞めた体験談をもとに、キャリアチェンジや転職を考えているあなたが、絶対に後悔しないためにすべきことを、私のリアルな体験を通して解説します。

看護師を辞めたらどうなるんだろう?

本当に後悔しない?

私にもできるのかな…

そんなあなたの不安や疑問に私のリアルな体験を通して答え、あなたのキャリアアップを力強く後押しするステップをご紹介します。

この記事を読み終える頃には、あなたのキャリアに対するモヤモヤが晴れ、新しい一歩を踏み出す勇気が湧いてくるはずです。

看護師を辞めた理由:もう限界だった私の体験談

私が看護師を辞めた理由は、大きく分けて以下の4つです。

体温計やマスク、聴診器の画像

【終わりのない「業務」という名の無限ループ】

病院にもよるかもしれませんが、看護師は多岐にわたる業務を担う存在だと思います。

診療の補助や患者さんの生活上での援助、検査の搬送、入院時や退院時の対処、記録、物品の補充や点検、新人教育、指導、委員会など多くの業務があります。

診療も医師によって対応を変えたりする必要もあります。
勤務異動もあり、その都度、また新たに勉強をしなければなりません。

様々な研究により、医療や看護に求められる知識や技術も年々、増していると感じます。

新しいことを取り入れることは大変よいことだと思います。
しかし、私の勤務していた病院は業務の見直しがあまり上手でなく、やることばかりが増え、やらなくてもよいことを見直すことが上手くなかった思います。

さらに慢性的な人手不足で、休憩もままならないほど忙しい毎日。

残業や急な勤務交代も多々あり、プライベートの時間が全く取れませんでした。

【心身崩壊寸前!過酷すぎる夜勤】

公益社団法人日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務ガイドライン」では、夜勤回数を3交代勤務で月8回以内を基本としています。
2010年に同会が行った調査では43.1%が月9回以上、21.6%が月10回以上夜勤を行っていると回答があったようです。
私の勤務していた病院は月12~13回が普通でした。

夜勤明けは体がだるく、休日も寝て過ごすことがほとんどです。
慢性的な疲労感、常に時差ボケのような感覚で生活リズムが崩れ、体調不良が頻繁に起こるようになりました。

【心のダム決壊寸前!精神的負担の増大】

患者さんの命を預かる責任の重さ、医療ミスへの不安、患者さんや家族からのクレームなど、常に精神的なプレッシャーを感じていました。

【理想と現実のギャップに絶望】

業務に追われ、患者さんとゆっくり向き合う時間が取れない。
本来やりたかった看護とは違うと感じ、理想と現実のギャップに苦しみました。

40代で看護師を辞めて後悔した2つのこと

看護師を辞めて、初めて気づいた看護師の魅力もありました。

屋上で並んで会話する医療従事者

【患者さんの笑顔、同僚との絆…失って初めて気づく大切なもの】

患者さんからの感謝の言葉や笑顔、回復していく姿など、やりがいを感じていた瞬間を思い出しました。
また、同僚との連携、チームとして協力して患者さんに関わる喜びは、看護師ならではの魅力です。

専門知識や技術を活かして患者さんをケアすることの重要性を改めて感じ、看護師としての誇りを感じました。

【最強の武器を磨いておけば…スキルアップ不足の後悔】

それはズバリ「スキルアップ」です。
これは医療に関わらずですが、これだけは誰にも負けない、人に教えることが出来るというようなスキルを身に付けておけばよかったと強く思いました。

特にキャリアチェンジをする際には、自分の強みというものが何であるのか。
自分には何が出来るのかをしっかり言語化できるということは、大きな武器になると感じました。

40代で看護師を辞めてよかったこと

看護師を辞めて、心身の健康を取り戻し、自分らしい生き方を実現できました。

カーテンを開け朝日を浴びる女性

【心身ともに健康を取り戻し、自分だけの時間を満喫】

趣味やペットとの時間など、自分の時間を楽しめるようになりました。

また、興味のあった分野の勉強や起業など、新しいことに挑戦できたことは自分の中で一番大きな刺激でした。
病院勤務の経験しかなかったため、40代になってほんとに多くのことを学びました。

仕事だけが人生ではないということに気が付けたことが大きいと思います。

【40代からの挑戦!新しい自分に出会えた感動】

Web関係のスキルを身に付けるため、オンライン形式のスクールに通いました。
一定のスキルを身に付け、現在はWebデザインやWebマーケティングのフリーランスとして働いています。
まだまだ駆け出しですが、時間、仕事内容、人間関係など、以前よりも良い環境になったと思います。

時間の余裕が増えたため、新たなスキル習得のためにほとんどの時間を充てられることも素晴らしいです。

後悔しないためにすべきこと

看護師を辞めて後悔しないためには、以下の3つのことが大切です。

【自分探しの旅へ!徹底的な自己分析】

自分の強み、弱み、価値観、キャリアの目標などを自己分析をして明確にします。
いきなり自己分析と言われてもどうすればよいかわからないと思いますが、Googleなどで検索をすると多くの手法が表示されますので、そちらを参考にしてください。

【最強のパートナーを見つけよ!転職エージェントの活用】

転職を考えている方は転職サイト、転職エージェント、セミナーなどたくさん情報を収集することをおススメします。
転職サイトなどは登録をすると、電話がかかってきて大変という声も聞かれますが、一度プロの方に相談することもよいと思います。
話しているうちに自分の方向性に気づくことが出来るかもしれません。

【未来を切り開く武器を手に!スキルアップ】

自身の進む方向性が見出せたら休みの日をうまく利用し、関連する資格やスキルを習得するために勉強をしましょう。

大変ではありますが、過酷な勤務を続けられているあたなだったら、出来ると思います。

一歩ずつコツコツ積み重ねていけば、一年後には大きな差が生まれているでしょう。

まとめ

私は看護師を辞めて、結果的に満足しています。

40代になって新しいことを学ぶことができ、どんどん出来ることが増えるワクワクするような時間を味わうことが出来ています。

時間は有限」です。

色々な経験をすることは、人生で大きな財産になると思います。

もし望む結果にならなければ、またやり直せばいいのです。

あなたの選択次第で可能性は無限に広がります。
あなたはどのようなキャリアを築きたいですか?

まずは一歩踏み出す勇気を持って、あなたらしいキャリアを築きましょう。


この記事を書いた人

40代元看護師のアバター 40代元看護師 Webマーケター/Webデザイナー/看護師/メンタル心理カウンセラー/上級心理カウンセラー

40代でキャリアチェンジをした元看護師(職歴約19年間)
Webマーケティング/Webデザインのスキルを身に付け
現在は愛犬とのゆっくりした生活を最重視しています。

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