
画像生成ってなかなか思うような画像にならないよね



わかる!思いもよらない画像だったり、近いけれど、タッチがちがったり。毎回あるよね
- 画像生成で評判の高い「Midjourney」を使い始めたけれど、SNSで見るような画像にはならないんだよな…。
- 思い通りにいったとしても、再現性が低くて、二度と同じものがでてこない気がする…。
なんて経験ありませんか?
私も比較的最近からMidjourneyをさわり始めましたが、まさにこの状態です。
クオリティの低さはもちろん、再現性がなく、画像をつなげることができなくて悩んでいます。
いろいろ調べると、プロンプトの最後に追加する「パラメーター」というものの存在を知りました。
たくさん検索しましたが、ネット情報は分散していて見づらく、一覧表はあるけど、自分にとって見やすい一覧表はどこにもありませんでした。
この記事は、そんな自分の不満を解消するための「覚えやすく、見やすく、使いやすい」Midjourneyパラメーター一覧表をめざして作成しました。



期待しているよ!
Midjourneyのパラメーターとは何か
パラメーターは「プロンプトの行動指示」



つまり???
Midjourneyでは「どんな画像を作りたいか」を簡潔な英語で指示します。
ここに、追加でコマンドとして指定するのが「パラメーター」です。
/imagine prompt: a cat --v 6 --ar 16:9 --style raw
上記のように、プロンプト文の後ろに「–〇〇」といった文字列を追加します。
赤字の個所がパラメーターになります。
パラメーターを追加するときは、「半角スペース|ハイフン|ハイフン|〇〇|半角スペース|〇〇」と入力します。
「|」はわかりやすく区切るために用いたもので、実際は不要となります。



わかった気がするような、しないような…



次の一覧表を見れば、もう少しわかると思うよ!
Midjourneyパラメーター一覧表 【目的別表形式】
バージョン・品質系パラメーター
パラメーター | 説明 | 使用例 | いつ使うか | v6.1対応 |
---|---|---|---|---|
–v | 使用モデルを指定 | /imagine prompt: a lake –v 6 | v6.1を使いたいとき | ✅ |
–q / –quality | 品質の強さ(1=標準)[0.25 / 0.5 / 1 / 2] | /imagine prompt: bird –q 2 | 細かい描写がほしいとき 高いほど詳細な画像になるが、生成時間は長め | ✅ |
–fast | 高速モード(低GPU消費) | /imagine prompt: sea –fast | サクサク試したいとき 画質は落ちるが高速に生成できる | ✅ |
–relax | 無制限モード(低速) | /imagine prompt: robot –relax | 待ち時間があってもいいから、回数制限なしで試したいとき | ✅ |
–turbo | ターボモード(有料) | /imagine prompt: ship –-turbo | とにかく速く結果を見たいとき | ✅(Proプラン) |
–draft | 下書きモード(v7以降) | /imagine prompt: concept art –draft | 荒いラフ画で方向性を確認したいとき v6では使えない | ❌ |
–niji 5 | アニメ系モデルに切替 | /imagine prompt: magical girl –niji 5 | アニメ風のイラストがほしいときに使う v6とは別系統 | ❌ |
構図・構成系パラメーター
パラメーター | 説明 | 使用例 | いつ使うか | v6.1対応 |
–ar | アスペクト比の変更 | /imagine prompt: beach –ar 16:9 | 横長や縦長など、画像の縦横比を変えたいとき SNS向けに便利 | ✅ |
–tile | タイル(パターン画像)化 | /imagine prompt: pattern –tile | 壁紙や背景素材として繰り返し使える画像を作りたいとき | ✅ |
–stop | 途中で生成を止める (100=標準) 推奨は70~90 [10~100] | /imagine prompt: galaxy –stop 70 | 完成前の荒い雰囲気段階を見たいとき 構図チェックにも | ✅ |
–r | 同一画像を複数生成 (1=標準) 推奨は2~10 [1~40] | /imagine prompt: forest –r 3 | 同じ設定で複数枚を一気に生成したいとき 比較に便利 | ✅ |
–seed | 同じ画像を再生成 (ランダム=標準) [0~4294967295] | /imagine prompt: tree –seed 12345 | 以前とまったく同じ画像を再度作りたいときに使う | ✅ |
–c | ランダム性の強さ (0=標準) [0~100] | /imagine prompt: house –chaos 80 | 意外性が欲しいとき 高いほど予測不能な結果に | ✅ |
–iw | テキストと画像プロンプトの影響度を調整 (1=標準) 推奨は1~2 [0~3] | /imagine prompt: a futuristic city –iw 2 | 高い値を設定すると、画像プロンプトの影響が強い | ✅ |
–sref | スタイル参照画像のURLを指定 | /imagine prompt: a futuristic city –sref https://img.link | 絵柄・質感・雰囲気だけを参考にしたいとき | ✅ |
–sw | スタイル参照画像の影響度を調整 (100=標準) 推奨は250~750 [0~1000] | /imagine prompt: tree –sw 100 | 高い値を設定すると、スタイル参照画像の特徴が強く反映 | ✅ |
–cref | キャラクター参照画像のURLを指定 | /imagine prompt: a futuristic city –cref https://img.link | キャラクターの顔・服装・髪型などを維持したいとき | ✅ |
–cw | キャラクター参照画像の影響度を調整 (100=標準) 推奨は50~100 [0~100] | /imagine prompt: a warrior –cref [URL] –cw 80 | 高い値を設定すると、キャラクターの特徴が強く反映 | ✅ |
–oref | Omni参照画像(複数)を指定 | /imagine prompt: a warrior –oref https://img1 https://img2 | キャラもスタイルも一括で参照したいとき | ✅(一部) |
–ow | Omni-Referenceの影響度を調整 (100=標準) 100~500 [0~1000](V7以降) | /imagine prompt: a landscape –oref [URL1] [URL2] –ow 600 | 高い値を設定すると、参照画像の特徴が強く反映 | ✅(一部) |
※「–seed」の確認方法については、生成した画像にマウスを合わせると、右上に「…」が表示されます。
その中に、「アプリ」があるのでクリックします。
次に「DM Resalts」をクリックします。
すると画像の上の方に「seed 〇〇」と表示されるはずです。
「–seed」を使用する場合はこの値をコピーしてください。
🎨 スタイル・アート系パラメーター
パラメーター | 説明 | 使用例 | いつ使うか | v6.1対応 |
–style raw | Midjourney特有の画風を抑え写実的に | /imagine prompt: a cat –style raw | 写真みたいなリアル表現がしたいとき 風景や動物におすすめ | ✅ |
–style expressive | 表情や雰囲気を強調 | /imagine prompt: a happy robot –style expressive | キャラの表情を強調したいとき 物語性を出したいときに◎ | ✅ |
–stylepreset fantasy | 「ファンタジー風」などを一発適用 | /imagine prompt: elf village –stylepreset fantasy | 指定ジャンル風のテイストに簡単に仕上げたいとき | ✅ |
–stylize / –s | Midjourney独自のスタイルの強さ (100=標準) 推奨は750 [0~1000] | /imagine prompt: a dragon –s 750 | 絵に個性や雰囲気を持たせたいとき 数値が高いほど芸術的な表現に | ✅ |
–weird / –w | 奇抜さ(変な絵) (0=標準) 推奨は1000~2000 [0~3000] | /imagine prompt: tower –w 1200 | 普通じゃつまらないというとき 予想外の面白さを狙う | ✅ |
–style cute | かわいらしい描写(Niji専用) | /imagine prompt: puppy –niji 5 –style cute | ゆるキャラ風やかわいい動物など、萌え系が作りたいとき | ❌ |
–style scenic | 風景を美しく表現(Niji専用) | /imagine prompt: waterfall –niji 5 –style scenic | 絵画のような壮大な風景を出したいときに最適 | ❌ |



なるほど!わかったよ!結構量があるんだね。
これならシーン毎で使い分けできるね!



それはよかった!あとはどうすればもっとスキルがあがりそう?



そうだねえ、試しに何度も生成してみることかな。
この表を見ながら、いろいろ画像を作ってみるよ!
💡 よくある質問(FAQ)
--style
と--stylepreset
の違いは?
--style
は絵全体のスタイル(rawやexpressive)を変える--stylepreset
はジャンルテイスト(fantasyなど)を一発で反映- 両方併用可能です
--v 6
を入れないとどうなる?
- デフォルトがv6なら問題なし。ただし確実に6.1を使いたいなら明記しましょう
--q 2
は画質が上がるの?
- 上がります。ただし生成は遅くなり、GPUコストも増えます
Nijiってなに?
- アニメ特化の別モデルです。
--v 6
とは独立して切り替えられます
目的別おすすめパラメーター(初心者向け)
目的 | おすすめパラメーター |
写真風にしたい | --style raw |
感情を出したい | --style expressive |
アニメ風にしたい | --niji 5 |
高画質を狙いたい | --q 2 |
早く生成したい | --fast , --turbo |
意外性を出したい | --chaos , --weird |
活用Tips:よく使われる組み合わせ
写真のようなリアルな画像を作りたいけど、なんかアニメっぽくなる…」
→ そんなときは --style raw
と --v 6
の併用が◎。
💡 --ar 3:2
や --q 2
も加えると、一眼レフ風になります。
📌 外部リンク:
まとめ:画像生成AIの真価を引き出す鍵は「パラメーター」
Midjourneyは、プロンプトだけでも絵は作れます。
でも「思い通り」に近づけるには、やはりパラメーターの理解が不可欠のようです。
- 書き方の型を覚える
- 効果の違いを知る
- 自分好みに試す
これが「脱・初心者」の第一歩です。
ブックマーク・保存推奨
🔖 本記事は v6対応パラメーターを見やすくまとめた保存版 です。
今後のアップデートにも随時対応予定なので、ぜひ参考にしてください。
サイト運営者より
本記事は、画像生成AIに悩む方の「検索に応えたい」という思いから書いています。
一緒に学んで、スキルアップを図りましょう!
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免責事項
本記事の内容は、2025年5月時点での情報をもとに執筆されています。
Midjourneyの仕様やパラメーターは今後のアップデートにより変更される可能性があります。
- 掲載しているコマンド・数値範囲・使い方は、すべて執筆時点での公式情報および利用者の実例を参考にまとめたものです。
- 実際の動作は、利用環境(プラン・モデルバージョン・使用中のBot設定など)によって異なる場合があります。
- 本記事の内容を利用したことによるいかなる損害やトラブルについても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
また、Midjourneyの利用にあたっては、公式ドキュメントや利用規約を必ずご確認ください。